2007年05月30日
セイヴィア

2000年公開の作品だが今だからこそ見て欲しい1作、あなたの心を揺さぶる1作です。
巨匠オリバーストーンがボスニア戦本当の姿をリアルな裏側をこれでもかと描いた作品!!
ギイ(デニス・クエイド)はイスラム原理主義者のテロにより妻(ナスターシャ・キンスキー)と子を失ったため、罪のないムスリムを射殺、数年後に外人部隊の兵士としてボスニア・ヘルツェゴビナに配属されていた。狙撃兵としてセルビア側についていたギイは捕虜の一人であるヴェラ(ナタサ・ニンコヴィッチ)を実家に送り届けることになる。
この出会いが彼の運命を変える試練の旅の始まりだった・・・・
とここまでしか見てない人の為にさわりしか話せないが、昨日まで隣同士仲が良かった民族同士が
殺しあうボスニア戦は私自身TVのニュースで紛争の絶えない国だな、位にしか客観的に見てなかった。
エスニック・クレンジング(民族浄化)早い話が、ただの大量虐殺という、言葉が普通にニュースキャスターが発していて、私も深い意味も知らず聞き流していた・・・
この映画を見ると涙が最後まで止まらなかった・・・嗚咽という言葉があるが、ホントあてはまるのだ!!
目をそむけたくなる様な映像だった、同じくオリバーストーンの
自伝的映画プラトーンも大学出の世間知らずのボンボンが
1兵士となってベトナムに志願して見た、最悪な光景を語っていたが、
この映画はさらなるリアリズムで訴えかける、私もギイみたいな状況になったらいったいどうするだろうか?
と感慨深くなり、平和ボケしていてサバイバルゲームが出来る我々はホントにこの国に生まれてよかったと深く感じた・・・
あなたはこの映画を観てどう感じるだろう?
ルワンダやホロコーストと並ぶジェノサイドですね。
う~ん、重過ぎです。
「ホテル・ルワンダ」や「ルワンダの涙」もまだ観ていませんが
見なければイケナイ作品だと思っています。
この「セイヴィア」もそのリストに加えておきます。
重いけど、いつか観なきゃ・・・。
書き込みありがとうございます。
このユーゴの独立戦争は中々作品にするのが、タブー視されている題材だけに、
観ると本当嫌な気分に陥りますが、敢えて
観て頂きたい作品です。
「ホテルルワンダ」も魂を揺さぶられる作品
ですね、感動しました・・・
ハンカチを用意してご覧下さい。