2007年06月04日
イラク 狼の谷

この映画は実際に起きた史実を基に作られた、トルコ作品映画である。
歌い文句は「アメリカ敗北」、「アメリカで上映禁止」でもっとも映画でタブーとされている所をザクッと
切り裂いた作品である。
~フード事件~2003年7月4日にその事件はおきた・・・・
イラク北部スレイマニエに駐留していた、トルコ特殊部隊の秘密本部が突然
ウイリアム・c・メイビル大佐率いる、アメリカ軍第173空挺部隊によって踏み込まれ
11人の兵士達は頭にフードを被せられた状態で拘束・連行され、60時間もの間抑留され続けた!!
後に当時の米国国防長官ドナルド・ラムズフエルドがこの抑留に対して遺憾の意を表明し、
両国合同の調査委員会でも、事件が起きたことを憂う、共同声明を発表したが、
この一連の事件では、トルコ国内では国民的に不名誉な事件として、記憶に残ることとなった。
ここから、また更なる事件に発展していく・・・・
間違った戦争を始めたアメリカが次々に生み出す、テロリストでもない人々が謝って命を落として行く悲劇、今イラクが抱える問題「爆弾テロ」を初めとする、終わりなき復讐の連鎖が未だに続くイラク・・
そしてこの映画で盛り込まれている、アメリカ軍の
捕虜虐待事件などイラク戦でのアメリカ軍が行った、
違法行為が随所に盛りこまれていて。
アンチ・アメリカン・ムービーになっている。
あなたは、この映画で強烈なナショナリズムを感じるだろう。
ジョージ・クルーニーがCIAの諜報部員を演じた石油利権をめぐる怖い映画「シリアナ」も
アメリカン・ナショナリズムを痛感したが
この映画もその辺を深く掘り下げた作品
サイト是非チェックです。
http://www.at-e.co.jp/ookami/
6月23日より公開!!